みなさん、こんにちは!
ナースヨギーニ のkanaです。
最近流行りのコロナウイルス
確かにWHO(世界保健機構)
も2020年2月4日声明を発表
新型コロナウイルスは、まだ世界的な大流行ではなく
一定の地域のためエピデミックだと述べられていましたね
しかし今後流行が拡大したら、パンデミックの可能性も😫
感染症が発生するメカニズム
感染症とは、
病原体(=病気を起こす小さな生物)が体に侵入して、症状が出る病気のこと
感染症が発症するメカニズムとは?
①原因微生物の存在
②生体の感染しやすい部位の存在
③感染症を発症させるのに、十分な微生物量
④感染経路の成立
このループのどこかを断ち切らなければ、
感染症は拡大し続けてしまう・・・。
感染経路3つ
空気感染 飛沫の水分が蒸発した微粒子を吸い込むことで起こる |
結核菌 麻しんウイルス 水痘ウイルス など |
飛沫感染 |
インフルエンザウイルス ムンプスウイルス 風しんウイルス レジオネラ |
接触感染 皮膚や粘膜の直接的な接触によって感染。また感染者の手を返して付着したものを触って粘膜を返して感染することもある |
ノロウイルス 腸管出血性大腸菌 MRSA、緑膿菌 |
空気感染と飛沫感染の違いとは?
私も国家試験の時、ここを理解するのが難しかった記憶がある
飛沫も空気中だから一緒だと思いませんか?
空気感染=飛沫核感染
飛沫が空気中の中に飛んでいる間に、
水分だけが飛んで微粒子となって
空気の中を浮遊して感染
飛沫感染
咳やくしゃみなどの微粒子が
飛沫に乗って
近くにいる人の鼻腔や粘膜に入り込み感染
この2つの大きな違いは、浮遊時間と飛行距離!
飛沫感染の場合は、すぐに落下し、最大2m
空気感染の場合は、長時間浮遊し、何mでも
→だから、空気感染は陰圧管理が必要
新型コロナウイルス感染症の感染経路は、
「飛沫感染」と「接触感染」
現場で使っている感染症の対策を
ここで振り返りしよう
標準予防策とは?
感染症の有無にかかわらず、
全ての患者に対して
標準的に行う疾患非特異的な
感染予防策のことを指す
標準予防策の対象
●血液
●体液、分泌物、排泄物(汗を除く)
●粘膜
●創傷のある皮膚
標準予防策を行う目的
①患者さんを交差感染から守る
②医療従事者を職業感染から守る
標準予防策の具体策
①手指衛生
②個人用防護具の着用
今回は、一般の人も使える手指衛生について
掘り下げよう〜!
手指には、様々な最近やウイルス、微生物が付着している!
手から採取できるび微生物
通過菌:医療感染にもっとも多く関与する菌
黄色ぶどう球菌、MRSA、緑膿菌、大腸菌、酵母様真菌etc...
常在菌:皮膚より深いそうに付着しているため除去することが困難
ミクロコッカス、コリネバクテリウム、ピスロスボルムetc...
手指衛生
目的:
患者への交差感染と医療従事者の職業感染を防止する
種類:
アルコール系手指衛生材による消毒
流水と石鹸による手洗い
除菌効果:
石鹸+流水 | 15秒の場合 1/4~1/13 |
30秒の場合 |
アルコール製剤 | 30秒の場合 1/3000 |
アルコール消毒の手順
①手のひらに消毒液(500円玉)を出す
②手のひらと手のひらをすり合わせる
③指先、指の背をもう片方の手の平で擦る(両手)
④手の甲をもう片手の平でする(両手)
⑤指を組んで両手の指の間を擦る
⑥親指をもう片方の手で握り、捻る
⑦手首まで丁寧に刷り込む
⑧乾くまで刷り込む
手が濡れたままの状態で手指消毒用のアルコール製剤を使ってしまうと、アルコール濃度が薄まり、殺菌効果が下がってしまう!必ず、洗った手はタオルでしっかり拭いてから消毒をしましょう
手指衛生を行うタイミング
- 患者に触れる前
- 清潔・無菌操作の前
- 体液に暴露された可能性がある場合
- 患者に触れた後
- 患者の周囲の物品に触れた後
新型コロナウイルスに感染しないために
一人一人ができる対策とは?
①正しい方法で手を洗おう
タイミングは、外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前、トイレ後etc...
こまめに洗うことが大切
正しい手の洗い方
- 流水でしっかり手を濡らした後、石鹸でよくこする
- 手の甲を伸ばす様に洗う
- 指の間を洗う
- 指先、爪の間をよくこする
- 手首も洗う
手洗いが終わったら、十分に水を流し
清潔なペーパータオルでよく拭きましょう!
爪は短く切りましょう
時計や指輪も外して行いましょう
②他の人にうつさないためにも、
マスクをつけよう
飛沫にウイルスを含んでいるかも
咳エチケットを心がけよう!
マスクのつけ方
- 鼻と口を確実に覆う
- ゴム紐を耳にかける
- 隙間がない様に、口を覆う
③普段の免疫を高めておこう〜!
規則正しい生活を心がけ、睡眠を取るようにしましょう
トイレの後は必ず手洗いを!
糞便中には10~1,000億個の細菌が存在しています
大腸菌はトイレットペーパー10枚以上を通過して、手に付着😫
トイレの後にはかならず手洗いをしましょう〜!
みなさんも、一緒に
一人ひとりが意識を持って
感染症の予防を行なっていきましょう
詳しい情報は、